「って!これのどこが自由参加なんですか!」 「なっ!何なんですかこれは!ちょっと師叔出てきて下さい!どうせ何処かで見てるんでしょう!」 ―嫌じゃ!― 不意にその場に伏羲の声が響く… 「出てきて下さいってば!」 ―そんなに言うのならば会場に来てからエントリーを取り消せば良いであろう!直接ならば良いのだ!兎に角おぬしは来るのだ!― 「何だってこんな事ばかり考えるんですか!」 ―良いではないか…たまの退屈しのぎ位…まぁよいか…仕方ないのぅ…商品はわし(始祖)の力で出来る事なら何でも一つだけ願いを叶えるというものだったのだが…そうか…そんなに楊ゼンは嫌なのか…他の皆は喜んで参加すると言っておったのにのぅ…― 「まったく…師叔…あなたという人は…分かりました…参加しますよ…」 がっくりと肩を落とし楊ゼンはそう言った。 ―そうか!それでは楽しみに待っておるぞ!― ―続く― ―次回予告― ―あたりに響くのは伏羲の声だけ…― ―フフフ…良く来たのぅ楊ゼン― ―師叔…あなたは一体何を企んでいるのですか!?いえ…それよりも姿を見せて下さい!― ―嫌じゃ― ―なっ!何故ですか!?僕はちゃんと此処に来たじゃないですか!― ―楊ゼン…わしは知っておるのだぞ…― ―ギクッ!なッ何の事ですか?― ―しらばっくれるのか…まぁ良いわ!兎に角わしは此処でおぬしに会うつもりは無い!ではな!― ―そうして何処からともなく、楊ゼンの目前に一巻の書簡が不意に現れた…― ―果たしてこれから何が起こるのか!?伏羲は何を企んでいるのか!?楊ゼンの命運やいかに!? ―あとがき― 突発的に書いた、新年企画です。 予告通り、改めて加筆修正を加えたものです。 |